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ビジュアルレビューマガジン

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中屋敷智生・松田啓佑・ 水田寛「Dribble」展2/8~2/20@2kw gallery

展覧会情報 アート

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以前、shadowtimesでご紹介した、中屋敷智生さんの展覧会が、2月8日(月)~2月20日(土)、2kw gallery(大阪)で開催されます。
中屋敷さんはいわゆる色弱者で、赤・緑系統の弁別が難しいにもかかわらず、想像で補いながら色彩豊かな絵画を制作しています。
人間が色を認識できるのは、網膜上の3つの錐体、波長の長さに合わせて、L、M、Sの錐体があり、光を分光、感受して脳内で混色することによって、色を再現しているからです。色弱者の中で、赤・緑の弁別がつかない方は多く、その理由はL(赤)錐体と、M(緑)錐体の分光特性が近く、オーバーラップしているため、と言われています。そもそも、赤と緑の錐体は元々同じで、分岐したのがその理由とされています。
だから色相のかなりの部分が茶色に見えてしまうそうですが、あえて見えない(判別できない)色を絵の具の名前と想像を駆使して使い、絵画に仕上げているというわけですが、全体的にバランスはとれています。そのバランスのとり方によって、絵の特異性が出ていると言えるでしょう。
知覚の謎の一端に触れる作品だと思います。ご関心のある方は是非ご覧ください。

shadowtimes編集部

 

以下、HPより。

Tomonari Nakayashiki

 

「Dribble」展
場所:2kw gallry, 2kw 58

参加作家:中屋敷智生, 松田啓佑, 水田寛

開催期間:2016年2月8日(月)~2月20日(土)

開廊時間:12:00~19:00(土曜12:00~17:00)

休廊日:日曜日休廊

トークイベント:2月13日(土) 16:00~ 参加作家: 中屋敷智生, 松田啓佑, 水田寛
ゲスト:林 寿美 (インディペンデントキュレーター、国立国際美術館客員研究員)

主催:2kw gallery

企画:中屋敷智生

会 場:2kw gallery
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-13-2-5F

【Tel】06-6447-7886 【Mail】info@2kwgallery.com

【Web】http://www.2kwgallery.com/

 

展覧会概要

「Dribble」

 美術館やギャラリーなどで、ある一枚の絵画に心を奪われたことはないでしょうか。

 なにか気になる、なぜか目が離せない、なぜか記憶に留まっている。

 それは同じ画家であればなおのことで、ある画家の描いた絵画に魅了され、感服すると同時に嫉妬してしまうような経験は幾度かありますし、同時代の画家であったなら作品と同様に作者にも興味をおぼえます。

 絵画がモダニズムを追求してきた時代は、画家と画家とのつながりは様式や主義を支える重要なファクターでした。しかし、モダニズムの終焉以降、絵画の表現が多様化する中で、画家の抱える問題は徐々に私的なものへと移行していきました。

 画家が各々の視点で絵画を語る現代において、画家同士のつながりが、絵画の可能性を拡げることはできるのでしょうか。

 

 本展は、出品作家であり、オーガナイザーを務める中屋敷智生が、以前から着目してきた画家、水田寛氏に協力を呼びかけるところからスタートしました。そして水田寛氏は、さらに松田啓佑氏への参加を呼びかけました。

 そうしてつながった3人の画家が同じ2kw Galleryというフィールドに立ち、”Dribble”します。

 画家にとって、絵画を地道に継続して描き続けることが、サッカーやバスケットボールにおけるDribble(ドリブル)のように、すべての基礎となっています。しかし、画家のおこなうDribbleとは、ゴールや勝利のためではなく、明確な答えの出ない問いを追求することにあります。

 個々の活動の中でDribbleを続けてきた3人の画家が、同じフィールドに立ち、Dribbleを交錯させることは、それぞれが思ってもみなかった視覚や知覚の変化を発見する機会になるのではないでしょうか。

 

 今回、3人でスタートするDribbleですが、これを口火に”Dribble#2”、”Dribble#3”へと展開させ、絵画の連鎖反応を引き起こしていきたいと考えています。

中屋敷 智生

 

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