「明治以降の日本の色名」三木学

江戸時代までの天然染料から、化学染料が輸入されるようになり、日本の色彩体系が大きく変化した。日本で化学染料が安定的に作れるようになり、ファッションとしても普及したのは、大正時代から昭和初期にかけてにあたる。その時代の彩度の高い配色体系が洗練されていたら、今日の色彩環境も大きく変わっていたのではない…