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ビジュアルレビューマガジン

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2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

印象・日の出の異なる印象「モネ展」三木学

印象・日の出 - Wikipedia www.ytv.co.jp 先日、京都市美術館のモネ展に行き、おそらく初めて「印象・日の出」を見た。おそらく…と書いたのは、あまりに印刷物の「印象・日の出」を見ており、モネの展覧会もたくさん見ているので、見たような錯覚を起こして…

光と色の新しい質感表現-澄毅展「Existence is beyond the reflection and Transmitted light」三木学

澄毅さん、自作の前で。 先日、パリ在住の写真家、アーティストの澄毅さんが日本に一時帰国して展覧会をするというので連絡が来た。日本で作品展とトークショーなどをするという。京都なので時間がとれれば見に来てくれないか?とのことだったので、日程を調…

評価の発明と物語の科学「人工知能(AI)の紡ぐ物語」三木学

www.asahi.com 世界最強の棋士の一人に、人工知能(AI)の囲碁ソフトが勝利して以来、人工知能の熱狂が冷めやらない。この人工知能のブームは、人工知能が提唱されて以来、3度目であるということはよく言われているが、今回のブームは前回と社会的なインパク…

「澄毅レビュー& トークショー」3/19@PHOTO SQUARE 新風館

(C)Takeshi Sumi 以前、shadowtimesでもご紹介したパリ在住の写真家・アーティストの澄毅さんが日本に一時帰国して、PHOTO SQUARE 新風館(京都)で開催されている作品展に合わせて、ポートフォリオレビューとトークショーを行います。 プリントを物理的に…

ガリ勉の盲点「囲碁AIの知能(2)」三木学

ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき 作者: レイ・カーツワイル,井上健,小野木明恵,野中香方子,福田実 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2007/01 メディア: 単行本 購入: 11人 クリック: 117回 この商品を含むブログ (50…

頭と体の分裂は治癒できるか?-森山高至『非常識な建築業界  「どや建築」という病 』三木学

非常識な建築業界 「どや建築」という病 (光文社新書) 作者: 森山高至 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/02/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 未だ解決していない新国立競技場や、基礎杭のデータ改ざんにより、傾斜したマンション…

ディープ・ブルーよりも深い蒼「囲碁AIの知能」三木学

www.itmedia.co.jp 1997年、世界チェス王者、ガルリ・カスパロフは、前年に勝利したIBM開発のチェス専用コンピューター「ディープ・ブルー」に1勝2敗3引き分けで惜敗した。 その約20年後、チェスよりもはるかに手数が多く、演算の力を必要とする囲碁において…

縦で撮るか横で撮るか?「写真と映像の縦横問題」三木学

www.excite.co.jp 写真が誕生したとき、縦横比がある場合、縦向きと横向きのどちらが主流だっただろうか?肖像写真が中心のときは、縦向きが主流だったに違いない。風景写真は横向きが主流だっただろう。 かつてロールフィルムカメラの誕生は、映画用のカメ…