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ビジュアルレビューマガジン

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2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「景色と色彩風景学」三木学

Colors of the World: The Geography of Color 作者: Jean-Philippe Lenclos,Dominique Lenclos,Francois Barre,Gregory P. Bruhn 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc 発売日: 2004/04 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る フランスの著…

「風景と色彩の同時対比」三木学

織物や絵画では単色だけで存在することはほとんどない。複数の色の組み合わせで存在する。しかし、色が複数になると色同士が干渉を起こす。そのことをシュブルールは「色彩の同時対比」という知覚現象としていち早く発見した。 シュブルールは国立ゴブラン織…

「逃げ去る色彩と決定的配色」三木学

フランスの色景 -写真と色彩を巡る旅 作者: 港千尋,三木学 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/12/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「フランスの色景」は、色相環の反対色である補色の配色が多い。補色は街中にあり、様…

「雨の日の王」港千尋

shadowtimesバックナンバー28号 「雨の日の王」港千尋を公開しました。ご関心のある方は是非ご購読下さい。 《shadowrecommends》は、自然と独自な対峙をしながら制作する天野祐子さんの『unknown | renown』を紹介しています。木箱を写真の支持体に使った展…

「色彩から知覚へ 」三木学

<a href="http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_neoimpressionism.html" data-mce-href="http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_neoimpressionism.html">新印象派―光と色のドラマ</a>www.tobikan.jp 先日まで大阪、東京を巡回した新印象派の展覧会が開催されていた。近年、過渡期的な表現とされた新印象派の評価が上がっている。彼らが19世紀の色彩科学的な知見と最先端の色材を最大限利用して行った実験的な表現が…

「色名と五感 」三木学

フランスの色景 -写真と色彩を巡る旅 作者: 港千尋,三木学 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/12/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「フランスの色景」に掲載しているフランスの伝統色名は、港千尋さんがフランス全土で…

南條 敏之 個展 《 suns 》

shadoetimesでご紹介した南條敏之さんから、「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」のサテライトイベントである「KG+」参加のお知らせです。 【展覧会情報】(以下、プレスリリースより) 南條 敏之 個展 《 suns 》 会期: 2015年4月17日(金)~5月30日(土)時間: …

「異文化理解の道標 」三木学

フランスの色景 -写真と色彩を巡る旅 作者: 港千尋,三木学 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/12/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 『フランスの色景-写真と色彩を巡る旅』の内容は、港千尋さんと三木学が7年間、断続的…

プロフィール

港千尋(スーパーバイザー・レビュワー)写真家、著述家、映像人類学者。多摩美術大学情報デザイン学科教授。写真展「市民の色 chromatic citizen」で第31回伊奈信男賞受賞。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー。第3回あいちトリエンナーレ…

shadowtimesβとは

shadowtimesは、港千尋(写真家、批評家)、勝又公仁彦(写真家、美術家)キュレーションによるリレー形式のフォトメールマガジンとして、2012年12月から2013年12月の1年間にかけて、毎週発行してきました。 内容は、写真のみならず、国内外のアート、テクノ…

「アナログ化という問題 」三木学

スミソニアン博物館、所蔵品4万点超のデジタル画像を公開。非商用なら再利用も無償 - Engadget Japanesejapanese.engadget.com 最近、海外の美術館・博物館の所蔵品のデジタルアーカイブがインターネットに公開された、というニュースをよく聞く。特にアメリ…

「青の革命 」三木学

青の歴史 作者: ミシェル・パストゥロー,松村恵理,松村剛 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2005/09/22 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (11件) を見る フランス人の一番好きな色は青色であることはよく知られている。し…

「ウルトラマリンブルーと群青色 」三木学

日立 世界ふしぎ発見!www.tbs.co.jp 群青の間 : 【金沢観光】カワイイがいっぱい!前田家奥方御殿 成巽閣を金沢コンシェルジュが紹介! - NAVER まとめmatome.naver.jp 先日、「世界ふしぎ発見」の特集は金沢だった。東京と金沢が北陸新幹線で結ばれるのを…

「もう一つのセンサー」三木学

&lt;a href="http://news.biglobe.ne.jp/trend/0323/blnews_150323_3045745769.html" data-mce-href="http://news.biglobe.ne.jp/trend/0323/blnews_150323_3045745769.html"&gt;すべての色が見えるのは4人に1人?! 1億以上の色を識別できる人がわかるカラー…

あいちトリエンナーレ2016展開概要発表「芸術祭という旅」

昨日、あいちトリエンナーレ2016の展開概要が、港千尋芸術監督から発表されました。 あいちトリエンナーレ2016の展開概要について | 愛知県 あいちトリエンナーレ2016 プレス向け情報 | あいちトリエンナーレ2016 記者会見の内容は、Arts Audience Tables ロ…

「染料と緑 」三木学

染織家に、一番、染色しにくい色は何かと聞いたら、「緑」だという。たしかに、染料で直接、緑色になる素材はほとんどないのである。これほど自然に緑が多いのに、染料としては少ない。だから、藍と苅安(黄色系の色材)をかけ合わせて緑色に染める。 このよ…

「『天然の禁色』からの解放」三木学

<a href="http://matome.naver.jp/odai/2132171896787451601" data-mce-href="http://matome.naver.jp/odai/2132171896787451601">独特な色遣いに一目惚れ!「アンティーク着物」コーディネートまとめ - NAVER まとめ</a>matome.naver.jp

「明治以降の日本の色名」三木学

江戸時代までの天然染料から、化学染料が輸入されるようになり、日本の色彩体系が大きく変化した。日本で化学染料が安定的に作れるようになり、ファッションとしても普及したのは、大正時代から昭和初期にかけてにあたる。その時代の彩度の高い配色体系が洗…

「ドレスと色の恒常性」三木学

「黒と青」か「白と金」かで、世間を騒がせたThe Dressの件だが未ださまざまな余波を残しているようだ。アンケートによると、「白と金」に見えた人が一番多いとのとだ。僕のように、最初から写真の色に近い「茶と紫」に見えていたのはごく少数ということらし…

港千尋+三木学『フランスの色景-写真と色彩を巡る旅』

『フランスの色景』と旅の始まりby三木学 フランスの色景 -写真と色彩を巡る旅 作者: 港千尋,三木学 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/12/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 前回、特別号として台北の立法院の学生によ…