shadowtimesβ

ビジュアルレビューマガジン

スポンサーリンク

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

デザインは誰のものか?「東京オリンピックとデザインの行方」三木学

五輪エンブレム“ベルギーの劇場ロゴに酷似” NHKニュースwww3.nhk.or.jp 先日、発表された東京五輪エンブレムが、ベルギーのデザイナーがデザインした、ベルギーの劇場のロゴと酷似しており、盗作しているのではないかというニュースが話題を呼んでいる。

盗品と美術館のきってもきれない関係-サイモン・フープト『盗まれた世界の名画美術館』三木学

「盗まれた世界の名画」美術館 作者: サイモン・フープト,内藤憲吾 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2011/08/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「美術館の歴史は、盗品の歴史である」と言えば、反発する人もいるかもしれない。しかし、ルー…

贋作が生み出す才能「贋作という伝統文化」三木学

<a href="http://jp.wsj.com/articles/SB10777827119304873821304581125290852621276" data-mce-href="http://jp.wsj.com/articles/SB10777827119304873821304581125290852621276">中国の元学芸員、展示品の偽造認める-本物は6.8億円で売却</a>jp.wsj.com

新しい色名を作る意味。アヤナミブルーは何色か?「アヤナミブルー」三木学

<a href="http://www.fashionsnap.com/news/2015-07-27/ayanamiblue/" data-mce-href="http://www.fashionsnap.com/news/2015-07-27/ayanamiblue/">綾波レイの色「アヤナミブルー」登場 ターナー色彩が開発</a>www.fashionsnap.com ターナー色彩が、エヴァンゲリオン20周年を記念して、メインキャラクターの一人である綾波レイをイメージした新色「アヤナミブルー」を発表して話題になっている。アヤナミブルー…

電子写真集 勝又公仁彦『Hotel's Window』出版準備中!

OSAKA PHOTO WEEKの一環として、明日から8/8(土)まで橘画廊(大阪)にて、勝又公仁彦の展覧会「Hotel's Window」が開催されます。 橘画廊 Tachibana Gallery | 現代アートのギャラリー。日本のアートを海外にも紹介。 OSAKA PHOTO WEEKSosaka-photo-weeks.…

もう一つのレガシー「2020年東京五輪のエンブレム」三木学

2020年東京五輪のエンブレムが決定。デザインしたのは、あの人です!casabrutus.com 新国立競技場の前代未聞のデザインの見直し、東京都の観光ボランティアのユニフォームなど、ここのところオリンピックとデザインが一般の人々を巻き込んで話題の種になって…

カワイイブームの先駆け-濱田信義『大正着物』三木学

大正着物 作者: 浜田信義 出版社/メーカー: パイインターナショナル 発売日: 2015/03/24 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 明治以降、日本人は元号と西暦の二つの時間を生きているといってよい。正確には太陰暦から太陽暦に変わっており…

「伊勢のあまちゃん」勝又公仁彦

shadowtimesバックナンバー55号「伊勢のあまちゃん」勝又公仁彦を公開しました。2013年は、出雲大社で60年周期の遷宮、伊勢神宮では20年周期の遷宮(式年遷宮)にあたる特別な年でした。伊勢神宮は、倭姫命が神託を受けて、海に近く豊穣な食物の採れる伊勢に…

地域の力のバロメーター-小野和哉、かとうちあき『今日も盆踊り』三木学

今日も盆踊り 作者: 小野和哉,かとうちあき 出版社/メーカー: タバブックス 発売日: 2015/07/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 本日、お贈りして頂いた本なので、全部読んでいるわけではないが少しだけ紹介しておこう。なに…

写真の可能性を追求し続ける雄弁な語り手-畠山直哉『話す写真 見えないものに向かって』三木学

話す写真 見えないものに向かって 作者: 畠山直哉 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2010/07/09 メディア: 単行本 購入: 14人 クリック: 62回 この商品を含むブログ (21件) を見る 今や世界的な写真家になった畠山直哉さんが、各地で行った11本の講演を一冊…

「絵馬の起源」港千尋

shadowtimesバックナンバー54号「絵馬の起源」港千尋を公開しました。2013年末に開催された港さんの久しぶりの個展「ATLAS 絵馬の起源」展。アビ・ヴァ-ルブルクがイメージの相関によって創ろうとした宇宙誌ATLASを手掛かりに、港さんが地球上を旅しながら…

なぜ日本人はボール回しが好きなのか?-「蹴鞠とサッカー」三木学

蹴鞠は、日本の独自の遊戯だと思っている人がいるかもしれないがそうではない。多くの文化と同じく、中国から渡来してきたものだ。しかし、中国と日本の蹴鞠はルールが変わっていく。

アートの価値を上げるゲーム「The Gallerist」三木学

美術館の学芸員やアートディーラーになって芸術作品の価値をさまざまな戦略で上げていくボードゲーム「The Gallerist」gigazine.net 「アートは価値を上げるゲームである」そう書くと、反論される方もいるだろう。もっと社会に対するメッセージや心の問題を…

アートが与える価値とは何か?『現代アート経済学』三木学

現代アート経済学 (光文社新書) 作者: 宮津大輔 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/06/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、アート大阪という、アートフェアを見に行った。アートフェアというのは、ギャラリーが集合して、コレク…

「ガウディの光と色」 勝又公仁彦

shadowtimesバックナンバー53号「ガウディの光と色」 勝又公仁彦を公開しました。サグラダ・ファミリア、最高傑作といわれうコロニアル・グエルの教会をはじめ、アントニ・ガウディの建築で著名なバルセロナ。現代建築でも、ミース・ファン・デル・ローエの…

街の中からデザインを発見する-ロブ・フォーブス「ものの見方」三木学

<a href="https://www.ted.com/talks/rob_forbes_on_ways_of_seeing?language=ja#t-529593" data-mce-href="https://www.ted.com/talks/rob_forbes_on_ways_of_seeing?language=ja#t-529593">ものの見方</a>www.ted.com 写真を撮影する目的はたくさんある。記念写真や報道写真、民族学や工事のための調査の写真、最近ではSNSで友達と共有するための写真など、写真という道具は、あらゆるジャンル、あらゆる階層、あらゆる年齢の人が使…

色彩戦争の時代-城一夫『色の知識―名画の色・歴史の色・国の色』三木学

色の知識―名画の色・歴史の色・国の色 作者: 城一夫 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2010/05/25 メディア: ペーパーバック 購入: 3人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (4件) を見る 先日、NHKのドキュメンタリー番組で、衣料品チェーンのユニクロ(フ…

「パラジャーノフの家」港千尋

shadowtimesバックナンバー52号「パラジャーノフの家」港千尋を公開しました。アルメニアの首都エレバンには、映画『ざくろの色』で知られるセルゲイ・パラジャーノフの記念館があります。幻想的なストーリー展開とユニークなセットによって綴った作品は世界…

勝又公仁彦 《Skyline》slideshow

www.youtube.com 関連記事 「Skyline 02」 勝又公仁彦 - shadowtimesβshadowtimes.hatenablog.com 「Skyline 01」 勝又公仁彦 - shadowtimesβshadowtimes.hatenablog.com

「ヨセミテのローンレンジャー」 勝又公仁彦

shadowtimesバックナンバー51号「ヨセミテのローンレンジャー」 勝又公仁彦を公開しました。前回、パロ・アルトの牧場で撮影された、エドワード・マイブリッジの馬の連続写真のエピソードをご紹介しましたが、今回は写真の聖地として名高いサンフランシスコ…

レイボーフラッグのミステリー-「8色の虹と失われた2色」三木学

6月26日、アメリカの連邦最高裁が同性婚の権利を認める判決を出したことを受けて、LGBT(性的マイノリティ)のシンボルカラーである虹色がホワイトハウスでライトアップされ、様々なところでレインボーフラッグが掲げられたことを書いた。そして、その虹色が…

「人工知能の見る夢と記憶」三木学

最近、人工知能に関するニュースが多くなった。しかし、かつて人工知能が流行した70年代~80年代とは様相が大きく異なる。当時は、脳のような演算を、コンピュータによる人工知能によって再現しようと、幾つかの手法が提案されたが、目標があまりに遠く挫折…

「グラフィックデザインの無意識」三木学

ギンザ・グラフィック・ギャラリーwww.dnp.co.jp &lt;a href="http://www.asahi.com/articles/DA3S11824110.html" data-mce-href="http://www.asahi.com/articles/DA3S11824110.html"&gt;グラフィックデザインの死角に迫る 田中一光ら4人分析:朝日新聞デジ…

塗料という画材「天野喜孝展 想像を超えた世界」展三木学

撮影可能だった最後の部屋。荷物が多い中、iPhoneで適当に撮影したので画像がブレているが、特に色面の多いところに車用の塗料を使っている。タブローのヘリまで絵を描き、塗料を塗っている処理が非常に上手い。 <a href="http://amano-exhibition.jp/schedule.html" data-mce-href="http://amano-exhibition.jp/schedule.html">天野喜孝展-創造を超えた世界-</a>amano-exhibiti…

老境で得た瑞々しいスナップショット-植田正治『印籠カメラ寫眞帖』三木学

印籠カメラ寫眞帖 作者: 植田正治 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2012/01/15 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 植田正治が生誕してから100年経つ。写真界で植田の名前を知らない人はいるまい。植田は鳥取県の境港で1913年に生まれ、2…

「写真の秋」港千尋

shadowtimesバックナンバー50号「写真の秋」港千尋を公開しました。映画の舞台、映画の都と知られるローマで開催されている、「ローマ写真フェスティバル」。会場となったのはMACRO。今ローマはザハ・ハディッドの建築で話題になったMAXXIなど、話題となる美…