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ビジュアルレビューマガジン

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2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中屋敷智生・松田啓佑・ 水田寛「Dribble」展2/8~2/20@2kw gallery

以前、shadowtimesでご紹介した、中屋敷智生さんの展覧会が、2月8日(月)~2月20日(土)、2kw gallery(大阪)で開催されます。中屋敷さんはいわゆる色弱者で、赤・緑系統の弁別が難しいにもかかわらず、想像で補いながら色彩豊かな絵画を制作しています。人間…

日本を代表する知的財産企業の行方「キヤノンとデジタルカメラ」三木学

プロジェクトX 挑戦者たち 第VI期 突破せよ 最強特許網 新コピー機 誕生 [DVD] 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ 発売日: 2003/09/26 メディア: DVD クリック: 10回 この商品を含むブログ (4件) を見る news.mynavi.jp jp.reuters.com キヤノンの御手洗…

監視される監視カメラ「インターネットと監視社会」三木学

監獄の誕生―監視と処罰 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,田村俶 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1977/09 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 124回 この商品を含むブログ (224件) を見る 肉まん買う客の姿もくっきり 防犯カメラ映像丸見え「…

建築家と大工-契約と法律を巡って「国立競技場再コンペ(7)」三木学

日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書) 作者: 藤森照信 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1993/10/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (19件) を見る 日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書) 作者: 藤森照信…

内部と外部、上と下、群や類を超えて「カペイシャス グループ展 #02 」三木学

「カペイシャス グループ展 #02 」 出展作家:柴田龍平/茶薗大暉/前田泰宏会期:2016年1月11日 (月祝)–1月23日 (土) 12:00-19:00会場:Calo Bookshop & Cafe / Calo Gallery The Third Gallery Ayaに渡邊耕一さんの展覧会を見た後、同じビルの5階にあるカロ…

グローバリズムの起源と見える影-渡邊耕一「Moving Plants」三木学

2015.12.15(火) - 2016.1.23(土) 火曜 - 金曜 12:00-19:00 土曜 12:00-17:00The Third Gallery Aya 先日、The Third Gallery Ayaに渡邊耕一さんの展覧会「Moving Plants」を見に行った。渡邊耕一さんの同名の写真集について書評を書いたが、再度内容を簡単に…

何が問題か?知的財産権と契約(3)「国立競技場再コンペ(6)」三木学

www.sankei.com JSCがザハ事務所に対して、デザイン料の未納分を支払う代わりに、著作権譲渡とこの件に関して口出ししないで欲しい、という要請をし、ザハ事務所から断られたことがわかった。 このことは、以前書いたように、おおむね予想されていた事態なの…

渡邊耕一×前川修 (神戸大学教授)トークイベント1月16日(土) @The Third Gallery Aya

Moving Plants 作者: 渡邊耕一 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2015/12/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る www.thethirdgalleryaya.com 以下、HPより。 前川 修 氏(神戸大学教授)× 渡邊 耕一によるトーク日 時|2016年1月16日(土) 17:30 -…

なぜそこでシャッターを押したのか?「色景学に向けて」三木学

フランスの色景 -写真と色彩を巡る旅 作者: 港千尋,三木学 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/12/26 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 先日、心理学の分野で「身体化された認知」と呼ばれる、環境や感覚が無意識のうちに理性的な判…

五感が狂わす理性-タルマ・ローベル『赤を身につけるとなぜもてるのか?』三木学

赤を身につけるとなぜもてるのか? 作者: タルマローベル,Thalma Lobel,池村千秋 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/08/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「身体化された認知」(エンボディード・コグニション)という、心理学に…

コミュニティのための本当のデザインとは?「新国立競技場と復興計画」三木学

realkyoto.jp 新国立競技場問題について、浅田彰さんがREALKYOTOのブログで意見を述べており話題となっている。現在までの流れを包括的に論じており、草地すればいい、という結論については非現実的だとしても傾聴に値する。 それよりも、本論に付随する付記…

誌上講評(3)「ポスト・インターネット・アートー新しいマテリアリティ、メディアリティ」三木学

川村夢《ごーもんくらぶ》 「ごーもんくらぶ」という名の元に、日用品を組み合わせた拷問具を制作し、それらの使い方をプレゼンテーションする紹介ビデオとともに展示するインスタレーション作品。 例えば、扇風機の羽をとって、包丁を取り付ける拷問具など…

誌上講評(2)「ポスト・インターネット・アートー新しいマテリアリティ、メディアリティ」三木学

大島真悟《奇跡(奴さん)》 近似した3つの木造の彫刻に奴凧をつなぎ、体重計に乗って鑑賞するインタラクティブなインスタレーション作品。 満場一致でウルトラアワードの最優秀賞を受賞した本作であるが、非常に不親切な作品であることは間違いない。しか…

誌上講評(1)「ポスト・インターネット・アートー新しいマテリアリティ、メディアリティ」三木学

ULTRA AWARD 2015 京都造形芸術大学ウルトラファクトリーが主催し、東京都現代美術館チーフキュレーターの長谷川祐子さんがキュレーション及び制作指導を行った、ULTRA AWARD 2015「ポスト・インターネット・アートー新しいマテリアリティ、メディアリティ」…

勝又公仁彦ほか「BEAUTY CROSSING GINZA ~銀座+ラ・モード+資生堂~」@資生堂ギャラリー

次回の展覧会 | SHISEIDO GALLERY | 資生堂グループ企業情報サイト 2016年1月8日(金)~28日(木)まで開催の「BEAUTY CROSSING GINZA ~銀座+ラ・モード+資生堂~」展に出品される、勝又公仁彦の新作撮り下ろし作品《"Panning of Days -Syncretism-》を…