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ビジュアルレビューマガジン

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中屋敷智生|Tomonori NAKAYASHIKI 《visual X music》

今回は、画家・アーティストの中屋敷智生さんのスライドショー作品をご紹介します。

中屋敷さんは、色彩豊かで幻想的な具象画を描くことで知れています。一見すると、色彩に対する豊かな感性を感じることができますが、実は色弱者のため見えていない色がかなりあります。
しかし、見分けのつかない色に関しても、色の名前と、見えている色からの想像で描いています。画面には少し他の画家とは違う不思議な統一感がありますが、色ではなくコントラストの識別を駆使して、全体のトーンを合わせているそうです。

中屋敷さんの絵画は、とても魅力的なので、見えていない色があることは驚きですが、色から音楽に変換するソフトを使えば、新たな識別や創造性が生まれるのではないか、ということでスライドショー作品を委嘱しました。今回、スライドショー作品を委嘱した唯一の画家になります。

初期に制作したスライドショーは、協和音を使ったものでしたが、今回、不協和音を使い、少し不穏なイメージを与えています。しかし、波打つような中屋敷さんの絵画のタッチと合っており、中屋敷さん絵画のある種の読解にもなっているようにも思えます。
是非ご鑑賞ください。

shadowtimes編集部

 


中屋敷智生|Tomonori NAKAYASHIKI 《visual X music》

中屋敷智生(画家、アーティスト)

http://thomyashiki.tumblr.com/

抒情的で幻想的な風景とそれを断ち切るような大胆な虹の絵画で知られる。特に色彩の使い方に特徴がある。積極的に公表しているわけではないが、赤緑色盲と言われる、赤と緑の錐体の感度が重なることで分光がされにくく、主に赤と緑の区別が困難な色弱者である。しかし、絵の具の名前と想像によって、本来識別できないはずの鮮やかで豊富な色彩の絵画を描く。見えない絵を描いているともいえ、虹は見えることの象徴的なイコンになっている。かなりの色相が茶色に見えるはずであるが、画面のコントラストで配色のバランスを調整しているため、たくさんの色をつかっていても不思議と統一感のある画面になっている。虹の7色は見分けられないが、音楽に変換されたとき、その違いは聴覚で把握できるため、新たな色の認識が生まれるかもしれない。

 

プロフィール
1977年大阪府生まれ。京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。主な個展に、「Surg」KOKI ARTS(2014年、東京)、「Big Day Coming」Gallery PARC(2012年、京都)、主なグループ展に「Dribble」2kwギャラリー(大阪、2016年)、「アブストラと12人の芸術家―HER NAME IS ABSTRA-」大同倉庫(京都、2012年)など。とよた美術展’07審査員賞。

 

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http://photomusic.jp/

 

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