「既にある未知のフィールドへ」 勝又公仁彦
shadowtimesバックナンバー41号「既にある未知のフィールドへ」 勝又公仁彦を公開しました。
ピントが事後的に変えられる「ライトフィールドカメラ」は、2次元平面の情報を持つのではなく、複数の微小レンズを内蔵し、いわば複眼的なシステムで空間情報を取得しています。
アナログからデジタルカメラへの変化が、単なるフィルムから撮影素子というデバイスの変化ではなく、情報の変容とともに、「決定的瞬間」の美学を根本的に変えるものになりるのでしょうか。
カメラの変容と写真の美学をテーマにしたフォトエッセイです。
《shadowrecommnds》では、近年、海外での発表も多い、田中和人さんの『blocks』をご紹介します。『blocks』は風景を撮影した写真から、構成要素を抽出し、再構成したブロックさらに撮影することで、3次元→2次元→3次元→2次元という複雑な次元変換をして提示する作品です。それは抽象化を直観で行うのではなく、あるルールによって決定する方法でもあります。しかし、そこに残る恣意的な要素や美しさの中に、創造性や作家性が現われているといえるでしょう。
ご関心のある方は是非ご購読ください。(編)
https://note.mu/shadowtimes/n/nad2bb2a13a75